キャンプに欠かせない要素、それは焚き火。
そんな焚火についてのアレコレ、まとめてみました
キャンプでやる焚き火、最高ですよね。ホントこのためにキャンプ場に行くといっても過言ではない…!
そんな焚き火にもマナーや知っておくべきこと、意外とあります。(キャンプ経験眺めの方ならすでに知っている内容だとは思いますが!)
そこで今回は「焚き火について知っておくべきマナーやコツ」をまとめてみました!
これからキャンプで焚き火をしようと考えているキャンパー、ぜひ参考にしてください。
キャンプでの焚き火で知っておくべきこと①:直火NGなキャンプ場が多い
そもそもの話ですけど、最近は直火(地面でそのまま焚き火をすること)を禁止しているキャンプ場が多いです。
理由としては環境保全とかあると思いますが、シンプルに見た目がよくないからだと思います。ちゃんと直火跡を消して撤収しない人も多いでしょうし。
ですから、もしこれから始めてキャンプをやるなら
- 焚き火台を持ってない→直火OKのキャンプ場に行く
- 焚き火台を買ってからキャンプに行く
の2択になりますね。焚火台無いのに直火NGのキャンプ場行っちゃうと、キャンプなのに焚火を楽しめずに終わるので…
個人的には焚火台、買っておいた方がいいと思います。キャンプ場の選択肢が広がりますし、持ってて楽しいものなので。
※おすすめ・人気の焚き火台についてはこの記事下の方で紹介します
キャンプでの焚き火で知っておくべきこと②:直火で焚き火するなら、跡をしっかり消してから帰ろう
直火で焚き火OKなキャンプ場の場合、その跡はちゃんと消して帰るようにしましょう。
具体的には、
- 焚き火の周り囲む石はあったところに戻す
- 炭は完全に灰にして地面に馴らす
- 残った炭はゴミ捨て場か、持ち帰る
などといったところ。自然な状態に戻すってことですね。
「どうせ次の人も直火していくんだからそのままでも良くない?」
みたいな意見もわかります。その方が合理的に思えますしね。
でも、焚き火跡をきれいにして帰るというのは「キャンパーの美学」の一つだと思うんです。
自然を借りて遊んでいるのだから、せめて終わった後は自然な状態に戻してやる。
ちょっと面倒かもしれませんが、ちゃんときれいにして帰る方が気分もいいですよ!
※ちなみに燃え残った炭を埋めるのはNG。炭って意外と自然に還らないんです
キャンプでの焚き火で知っておくべきこと③:薪は意外と火が点きにくい!最初は細く割るか、枝に火を点けよう
さて焚火をするには「火起こし」が必要ですが、これが慣れてないと意外と難しい。
いきなり大きい薪に火を点けようとしても、なかなかうまくいかないんですよね。
うまく火おこしを成功させるには、
- 枯れ葉や細い枝に着火、小さな火をおこす
- さらに枝や木の皮をくべていき、火を育てる
- 火が大きくなったら、太めの枝・薪をくべる
- 火が安定してきたら炭を入れる
という段階が必要。火は育てるものなんです。
僕はこれをよく知らず、着火剤使いまくって最初から大きい薪に火を点けようとしてました…めっちゃ苦戦した
枝が見つからない場合は、薪を細く割ったものでもOKです。さらにその細い薪をナイフで削り「フェザースティック」を作れば、最初に火を点ける火口として使うこともできます!
火起こしはハマるといろんな方法試したくなるくらい、楽しい時間。
僕はあえてメタルマッチと自然物(枯れ葉・枝)だけ使って火起こししています。これが楽しい…
※メタルマッチについては「ブッシュクラフトのファイヤースチールレビュー記事」を参考にどうぞ
キャンプでの焚き火で知っておくべきこと④:調理は炭火か熾火がオススメ。焚火でやると煤がつきます
火起こしがうまくいき、火が大きくなったらいよいよお楽しみのキャンプ飯!
フライパンやダッチオーブン(鍋)でやる料理は本当に楽しいものです。
意見が分かれそうな話ですが、個人的に調理は炭火か熾火(燃え切って炭みたいになってる状態)がオススメ。調理器具に煤がつきにくいので…
調理器具についた煤、マジで落ちないんですよね。漂白剤とか使えば落ちるっぽいんですが、ちょっと面倒ですし…
この写真みたいに、プリントされたような跡がついちゃったりします。これホント落ちない。
とはいえ、煤がついたキャンプギアは味が出て魅力的なのもまた事実。もちろん、焚き火で調理する画もまたロマンがあります。なので、
- 調理器具を汚したくないなら炭火で調理
- ロマンを優先したいなら焚き火で調理
という感じに選んだらよいと思います。いやホント、焚き火での調理は”映える”んですよね…
キャンプでの焚き火で知っておくべきこと⑤:寝る前に必ず消火!火消し壺とかあるといいかも
時間も遅いし、そろそろ寝るか…その前に必ず焚き火・炭火の消火をしましょう。
焚火台の上なら大丈夫でしょ、と思いがちですが何が起こるかわかりません。
突然強風が吹いて、焚火台が飛ばされた先の落ち葉に燃え広がり、山火事…なんてこともあり得ます。焚き火は寝る前に必ず消火しましょう。
火消し壺持ってるならそこに入れちゃえばいいんですが、持ってない人も多いはず。
そんな方は「カップ麺の容器に水を張り、そこに燃え残った炭を入れる」やり方がオススメです。
カップ麺容器内で消火を確認したら就寝、翌日ティッシュなどを詰めて水がこぼれないようにして持ち帰る。これでOKです。
帰ったらそのままごみとして捨てられますしね。ぜひお試しください。
キャンプにおすすめ・人気の焚火台
実際に僕が使ってる焚き火台と、
キャンパー間で評判の高い焚火台を紹介します
おすすめの焚き火台:ユニフレーム ファイアスタンド2
実際に僕が使っており、おすすめできるのがユニフレーム ファイアスタンド2。
490gという軽さながら、大きめの薪でも載せられるのが強みです。これはホントよくできてる!
灰を捨てる時も、上の網だけ外して運べるのでとっても楽。ゴツめの焚火台だと運ぶのおっくうですからね…
デメリットとしては「収納時に網が広がってしまいにくい」というくらい。
軽めの焚火台探してるなら、ファイアスタンド2をぜひオススメします!
※ゆるキャン△でも似た焚火台登場しています
※「ユニフレームのファイアスタンド2レビュー記事」も参考にどうぞ
キャンパーに人気の焚火台①:ピコグリル398
芸人のヒロシさんも愛用している、ソロキャンプにぴったりの焚火台。
こちらもわずか450gという重量ながら、大きめの薪を載せられます。ペラッペラなのに…!
しかも付属のスピット(串)を使えば、上で調理も可能!この形状考えた人はホント天才だと思います。
デメリットは結構お高めなこと。品薄も相まってまた値上がりしてる気がしますね…でも欲しい…!
キャンパーに人気の焚火台②:スノーピーク 焚火台(Fireplace)
焚火台といえばコレ、というくらいに有名なのがスノピの焚火台。
「焚火台」というジャンルはこの製品から生まれた、といっても過言ではありません。
堅牢なつくり、シンプルで飽きの来ないデザイン。そして豊富なアクセサリ。
まさに焚火台界のトップに君臨する製品、それこそがこのスノーピークの焚火台です。
ただ個人的にはその重さ(Mサイズで3.5kg)がネックで買ってないんですけどね…ちょっと重いかな…?
まとめ:マナーや火起こしのコツを押さえて、楽しく焚き火をしよう!
今回はマナーや火起こしのコツなど「キャンプでの焚き火について知っておくべきこと」をまとめてみました。
焚き火台が必要だとか、直火はちゃんと跡消して帰るとか、ちょっと面倒に感じるかもしれません。
でもそうしたマナーやルールを守ってこそ、楽しく焚火ができるってもんです。キャンプは大人の遊びですから…
またいざキャンプ場で火起こしがうまくいかない!とならないように、火起こしのコツを覚えておくことも大事です。
焚き火についてしっかりと知ったうえで、火を眺める「最高の愉しみ」を味わいましょう!
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