スキレットでの調理は確かに楽しいです。まぁ僕の場合、今はあんま使ってないですけど…
キャンプ料理を彩るロマン派クッカー。それがスキレットです。
これで作る料理は映えるし、なんだかうまい気がする。実際僕も一時期ハマって使いまくってました。
そこで今回は、そんなスキレットのメリット・デメリット・オススメ商品を紹介します。
スキレット買おうと思ってるけど、実際に使ってた人の意見を聞きたい!という方。
ぜひこの記事を読んで、スキレット購入時の参考にしてください。
スキレットとは鋳鉄製のフライパンのこと
スキレットとは鋳鉄製フライパンのこと。
フツーの鉄フライパンと違い、表面が鋳物っぽくて味があるのが特徴。
サイズは少し小ぶりなものが多く、その理由はおそらく重いからでしょう。小さくても結構持つの力要りますからね。
使用後に油を塗ってシーズニングしてあげることで、炒め物がこびりつかないスキレットに育っていきます。こういうの好きな人にはホントに向いてるクッカーです。
…まぁその手間を面倒だと感じる人には向いてないです。身をもって実感しました。
スキレットのメリット・良いところ
キャンプが映える、あるだけでオシャレな画になる
キャンプでスキレットを使う人の多くが、これを理由にしているはず。
スキレットはお洒落なんです。あるだけでキャンプが「それっぽく」なる。
ロマンというかなんというか、あの武骨さがいいんでしょうね。キャンプであんまり実用性考えるのも野暮ですし。
インスタグラムなんかのスキレット料理見ても、普通のフライパン料理にはない「玄人」感がにじみ出てます。料理の内容にあまり差がないとしても。
キャンプやSNSでの映えを求めるなら、スキレットはかなりオススメできます。
肉や料理がおいしい(気がする)
これは完全に主観なんですが、スキレットで焼いた肉・料理はうまい。気がする。
火の通り方が違うというか。炭火のうまさとか、そういうのに似た感じがあります。
実際普通のフライパンより厚みがあるので、食材への熱の通り方が違う可能性はありそうですね。その結果、まんべんなく熱が行きわたるとか。
気になる方はスキレット持ってる人に肉焼いてみてもらってください。
たしかになんかうまい気がするかも…となるので、おそらく。
手入れをしっかりすれば焦げ付かず、長く使える
スキレットや鉄フライパンの特徴として、手入れさえしっかりしていれば焦げ付きにくく長持ちするというのがあります。
基本的にスキレットは錆防止のため、表面に油を塗ってあります。そしてそれが染みているために、肉や野菜などが焦げ付きにくくなってるんです。
(アルミのクッカーで肉焼いたことあればわかりますが、テフロン加工のないクッカーって普通はものすごくこびりつきます)
また使った後に洗う→加熱して水分飛ばす→油塗るという手入れをしっかり行えば、何年~何十年も使い続けることができるのもグッド。
テフロンコーティングのクッカーとかだと、コーティング剥がれて使えなくなっていきますしね。
長く育てていくクッカーとしては、スキレットはかなりオススメできます。
スキレットのデメリット・悪いところ
重い、使うのがおっくうになる重さ
スキレットは重いです。ホントに重い。
僕は初めてスキレット使った日の翌日、腕橈骨筋(親指から肘にかけての筋肉)が筋肉痛になりましたからね。自炊で筋肉痛。
単体でも重いんですけど、ここに料理の具材が乗るわけです。炒め物するならフライパン振ったりする必要ありますが、それも結構大変。
キャンプで使うときも、この重さが結構ネック。準備や撤収時の負担になります。
僕みたいにオートキャンプメインならまだいいでしょうけど、徒歩キャンパーにはかなりキツイ足枷になるでしょう。修行みたい。
この重さを「筋トレになってちょうどいい!」と考えられるなら良いと思いますが、そうでないなら相当の覚悟はしておいた方がいいです。
※アヒージョとか作る用のミニスキレットの場合は、この限りではありません。
手入れが面倒。シーズニングとかやってられん!
僕がスキレットを使わなくなった最大の理由。手入れがめんどう!!!
下で手入れについて書いてますが、結構気をつける点が多いんですよね。洗剤使っちゃダメとか。
面倒くさがりにとって、手入れの手間ってのは結構負担になります。最初だけじゃなくて使うたびですからね、毎回。
ちなみに僕が今メインで使ってるクッカーはメスティンとホットサンドメーカー。
メスティンはアルミ製なので洗剤で洗えますし、ホットサンドメーカーはテフロン加工あるので肉がこびり付きません。
自分が面倒くさがりという意識がある方、スキレットよりもテフロン加工ついてるホットサンドメーカーの方がいいかもしれません。
※「ホットサンドメーカーはフライパンにもなって便利!おすすめ・人気商品も紹介します」も参考にどうぞ
スキレット手入れのポイント:購入時のシーズニングと使用後の手入れ
基本的にスキレット手入れが必要なのは購入時・使用後です。
両方とも似た手入れですが、購入時の方が「シーズニング」というちょっと念入りな手入れになりますね。
スキレット購入時の手入れ(シーズニング)
- 洗剤で表面についた錆止めを落とす
- お湯を入れて沸騰させる
- 空焚きして水分を飛ばす(蒸気が出なくなるまで)
- スキレットが冷めたら全体に油を塗る
- 3-4の手順を4~5回繰り返す
- 野菜の切れ端を炒めて鉄臭さを取る
- お湯を入れて沸騰させる
- もう一度全体に油を塗って完成
上にまとめたのがスキレット購入時にやる手入れ、シーズニングです。
面倒に感じますか?面倒です、実際。結構時間もかかりますしね…
とはいえ買った最初だけなので、気合いで終わらせましょう。やることはシンプルですし。
※空焚きの時、取っ手までかなり熱くなるので要注意。鍋掴み必須です
ちなみにシーズニング済みスキレットも売っているらしいので、そっち買うのもアリ。
スキレット使用後の手入れ
- 水やお湯で汚れを落とす
- 空焚きして水分を飛ばす
- 全体に油を塗る
こちらがスキレットを使った後の手入れ。
簡易版シーズニングという感じですね。汚れ落として、水分飛ばして、油でコーティング。
ちなみに洗剤はNGです。表面に塗った油が錆止めになるので、それを落としてしまったら意味がありません…
洗剤使わなくても油のおかげで食材こびりつかないので、そこは安心してください。
オススメ・人気のスキレット
ニトリの6インチスキレット(通称ニトスキ)
ぶっちゃけスキレットなんてどれ買っても同じだと思うんですが、僕が使ってるニトリのスキレットをオススメしておきます。
値段も安いですし、特に問題なく使えます。キャンパー間では「ニトスキ」と呼ばれるほど有名で、ちょっとした話のタネにもなりますよ。
某ゆるキャンにも「モトスキ」というパロディで登場してたりします。
まとめ:手間を愛せる人にはスキレットはお洒落だしいいぞ!
今回はお洒落な鋳鉄製フライパン、スキレットについて書きました。
実際スキレットは”映え”ます。それで焼く肉もうまいです。ただし手間は普通のフライパン・クッカー以上にかかります。
その手間を愛せるか、楽しめる人にはスキレットは本当にピッタリ。ぜひすぐにでも買って使い始めてください。
そして反対にあまり手間を楽しめない、僕のようなめんどくさがりの方。
正直あまりスキレット向きの性格ではないと思うので、メスティン・ホットサンドメーカーを使いましょう。
自分に合ったクッカーを使うことが、気楽にキャンプを楽しむためには肝要なので…
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