【ユニフレーム】コンパクトパワーヒーター UH-Cをレビュー!サイズや重量、使用方法を解説します

ストーブ・ヒーター
neko

冬のキャンプ、焚き火以外でも暖を取りたい…!

そんな悩みありませんか?冬キャンプって焚き火消した後、寒いですよね…

僕も寒さに弱く、なかなか焚き火消せなくてダラダラしてしまったりしがちです。

そこで焚き火が無くてもあたたかいギアを、てことで買ったのがユニフレームのコンパクトパワーヒーター!

コレがなかなか良い!コンパクトだし、結構あたたかいんです!

今回はそんなコンパクトパワーヒーターのサイズ感・使用方法を解説していきます。

 

ユニフレーム コンパクトパワーヒーターについてざっくり

コンパクトで、気温が低くても使えるカセットストーブ

コンパクトパワーヒーターUH-Cは、ユニフレームが販売している小型のカセットストーブ。

片手で持てるサイズ感で、徒歩キャンパーでも持ち歩きやすいのが良いですね。

またCB缶(カセットボンベ)が使えるので、コストが安く済む&手に入りやすいのが強み。OD缶(太くて短い感じの、キャンプでよく見るやつ)はちょっと高いし、なかなか買う場所限られますからね…

※ただしユニフレームいわく純正のCB缶使ってくださいとのこと。保証とか考えるなら純正使った方がいいと思う

 

そして「液出し式」という方法を採用しているため、気温が低くても(-30℃!)稼働できるというメリットもあります!

液出し式とは

簡単に言うと、缶に入っているガスを気体にせず液体のまま燃焼させるしくみ。

通常のガスバーナーの場合、気温が低すぎるとガスが気化せずに火が点かない!ということが起こります。(CB缶によく使われるノルマンブタンガスは沸点が-0.5℃なので、それ以下の気温では気化できない)

このようにガスが気化しない現象をドロップダウンと呼び、低い気温でガス器具が使えない原因となります。

しかし液出し式であれば気化の心配は不要!ゆえに、気温が低くても稼働するというわけです。

真冬のキャンプ場着いて、ヒーター点かなかったらマジ凹みますからね…液出し式マジ感謝。

コンパクトパワーヒーターの全体的スペックをまとめると以下のとおり。

サイズ 収納時:150×150×135mm
重量 610g
最大火力 プレミアムガス:800kcal/h
レギュラーガス:750kcal/h
燃焼時間 プレミアムガス:約3時間40分
プレミアムガスショート:約1時間45分
レギュラーガス:約4時間
備考 ベーパライザー(強制気化)により-30℃でも稼働
圧電点火方式

 

ユニフレーム コンパクトパワーヒーター開封&組み立て

開封:外箱と中身(本体・ケース・説明書)

箱がすでにコンパクト

では開封していきましょう!コンパクトパワーヒーターはこんな感じの箱に入ってます。

落ち葉と比較するとわかりますが、箱自体がかなり小さめ。

ケースがついてくるのが嬉しい

中に入ってるのはこちら。本体・説明書・専用ケースです。

説明書には組み立て方法や注意点がまとめてあるので、失くさないように注意!

このままリュックに放り込んじゃいたいくらい、コンパクト

ケースに入れるとこんなサイズ感。ちょっとリュックに放り込めるくらいのコンパクトさですね。

徒歩キャンパーでも気軽に持ち歩けそうでグッド。

 

サイズ感と外観。コンパクトで、手に収まるくらい

少しずっしりきますけど、手に収まるコンパクト感

コンパクトパワーヒーターの外観。片手に収まるくらいの大きさです。

重さはややずっしりくる感じ。

注意書きにも一応目を通しておいてください

後ろ側から。注意書き・ガス量調整ツマミ・圧電点火ボタンがついてます。

下にある黒い蓋は、CB缶をセットするためのもの。

CB缶をセットする部分

下から見たところ。CB缶にセットする蓋の内部が見えます。

 

組み立て手順(説明書だとちょっとわかりにくいので)

ちょっと力が必要。グッと引っ張り上げる感じ

説明書だけだとわかりにくいので、写真付きで組み立て手順を。

まず、脚になる部分を引き出します。結構かたいので、しっかり力入れる感じで!

引っ張り上げたら、土台部分を広げます

一番上まで金具を上げたら、ぐるっと回して広げます。

そのとき、ガス量調整ツマミの近くにあるストッパーに引っ掛けてください。

ストッパーに土台をセット。これで使用中も安心

こんな感じに、ストッパーに金具を引っ掛けます。

ストッパーを使うことで、使用中に金具外れてガタッてならなくなるんです!

時計回りで締まります。このへんは一般的なガス量調整ツマミと一緒

ガスをセットする前に、ガス量調整ツマミを締めておきます。

そして、黒い蓋を「脱」方向に軽く回しておきましょう。

この黒い蓋も回るので「脱」方向に回しておく

写真ではちょっとわかりにくいんですけど、蓋の上部に「→脱」と書いてあります。

では、CB缶をセットしていきましょう…!

グッと押し込みつつ、一番奥までいったら右に回す

黒い蓋の中にあるツメ(出っ張り)に、CB缶の切れ込み部分を合わせて押し込みます。

そして押し込みながら、CB缶を右に回してください。これで仮セットされます。

まだガタガタするはずなので、黒い蓋を回してしっかり固定

そのままだとガタガタするので、CB缶を押さえながら黒い蓋を「締」方向に回します。

これで黒い蓋とCB缶がしっかりと固定されます。

組み立て完了!本体とCB缶がしっかり固定されていればOK

黒いフタ部分と、CB缶がカッチリはまったら組み立て完了です!

 

ユニフレーム コンパクトパワーヒーター使用方法・使用感

使用方法(プレヒートなど)

ガスを開けて点火します

ではコンパクトパワーヒーターを使っていきます!

CB缶を立てたまま、ガス量調整ツマミを開いて赤い点火スイッチを押してください。

点火がうまくいったら、このまましばらく放置。この作業がプレヒートです。

プレヒートとは

液出しがしやすいように、点火して全体を温める作業。

この時にCB缶の温度が低すぎると点火できないので、その場合缶を手であっためたりする必要があります。

※一度液出しが始まれば、気温低くても消えたりしないのでご安心ください

プレヒートしてる時のコンパクトパワーヒーターはこんな感じ。

プレヒート中。この時点であったかくて快適…

ちょっと不安定さはありますけど、意外と倒れません。テーブルの上とかではプレヒートしない方がいいかも…

この段階ですでに結構あたたかいのがうれしいです。

しばらくプレヒートを行っていると…

温度変色テープの色が変わったらプレヒート完了。わかりやすい

温度変色テープの真ん中が、濃いオレンジ色になります。(温度が低い時は全部黄色)

こうなったらプレヒートはOK!コンパクトパワーヒーターをひっくり返しましょう。

※CB缶を掴んでひっくり返せば大丈夫です

これで完成。CB缶を掴んで引っくり返す感じ

ひっくり返したところ。これでもう倒れたりしません。完成です!

土台の脚が広く開いているので、かなり安定感がありますね。

横から見たところ。土台がしっかり開いてるのがわかる

横からみたところ。土台がガッと開いているのがわかります。

 

使用感:近くはそこそこあたたかい、でもソロ用

近くじゃないとダメだけど、このサイズにしては結構あったかい

使ってみた感想としては「30cmくらいの距離まで割とあたたかい」という感じ。

遠赤外線でじんわりとあたたまります。あるのと無いのとじゃ大違いです。買ってよかった!

ただしホントにソロ用ですね。一人で使うときも、離れるとあんまりあたたかくないです…

 

あと購入前に気になってたのが「途中で持ち上げて移動とかできるの?」てことなんですが、余裕!

CB缶と本体はガッチリ固定されているので、フツーに缶の部分つかんで持ち上げればOKです。

 

ユニフレーム コンパクトパワーヒーターの良いところ・メリット

  • コンパクトなので徒歩キャンパーも使いやすい
  • 価格の安いCB缶が使える
  • 液出し式なのでマイナス温度でも使える

何と言ってもコンパクト!リュックに楽々入ります、重さも軽い。

他のストーブ・ヒーターってだいたいゴツくて重いですもんね。このミニマムさはホントにすごい!

ガスに安めのCB缶使えるのも嬉しいポイント。OD缶(OutDoor)はどれもちょっとお高いですし…

液出し式なので気温の低下に強く、真冬のキャンプ場で使えない!なんてことがほぼないのも安心です。

 

ユニフレーム コンパクトパワーヒーターの悪いところ・デメリット

  • プレヒートなど使用前準備が面倒
  • 近くに置かないとあたたかくない
  • 品薄のためか価格が高い

なんだかんだで、使用準備はけっこう面倒です。液出し式だから仕方ないんだけど…

他のカセットストーブがスイッチ一つで点く、て考えるとちょっと気軽さが劣ります。

そしてコンパクトゆえのトレードオフですが、近くに置かないとあたたかくないですね。石油ストーブあたりと比べちゃダメ。

 

あとこれはデメリットかどうか微妙ですが、品薄によって価格が高騰してます。

僕は年末に購入。この後在庫切れになりました…

現在(2019年1月時点)はAmazonでは売り切れ。

メルカリでは10,000円超えで出品されている状態…僕が購入した時は7~8,000円くらいでした。

※ちなみに以前は3~4,000円だったらしい。値上がりしすぎ!

あんまりお金がかけられない場合、ちょっと時期を外すか他のカセットストーブ選んだほうがいいかもです…

 

ユニフレーム コンパクトパワーヒーターと他社製品の比較

  • コールマンのクイックヒーターより運用コスト低め
  • ニチネンのヒーターよりはかなりコンパクト
  • おそらくコンパクトさ&運用コストで考えるとNo.1

他社製品で一番近いのはおそらく「コールマン クイックヒーター」。形もそっくりです。

プレヒートいらないので、そこはコンパクトパワーヒーターより便利ですね。ガス出してスイッチ押すだけ。

ただしOD缶使用なので運用コスト高めなのが残念。長く使っていくなら、コンパクトパワーヒーターの方が安く抑えられます。

 

また「ニチネン ミスターヒート」みたいなストーブと比べると、やはりそのコンパクトさが際立ちます!

オートキャンプだったらこういうガッチリしたのでもいいんですけどね。徒歩キャンプもやるつもりなら、このサイズ・重量はちょっとキツそう。

 

ということで、コンパクトかつ安く済むって考えるとコンパクトパワーヒーターが一番良いと思います。プレヒートがちょっと面倒だけど。

 

まとめ:モノとしてはかなり良い!お金があるならオススメ

プレヒートの面倒さに目をつぶれば、非の打ち所ほぼなし

  • コンパクトかつ軽量、安いCB缶使える
  • プレヒートとか使用前準備はやや面倒
  • ほぼソロ用。離れるとあたたかくない
  • 品薄により価格が高騰中
  • 他社製品と比べても、おそらく一番オススメ

今回はユニフレームコンパクトパワーヒーターについて、使い方や使用感などをレビューしました!

正直言って、このサイズでこの性能。この商品だけだと思います。個人的にはかなり気に入ってるキャンプギアです!

プレヒートが面倒・価格が高騰してるとかはありますけど、きっと買ってソンはしない商品。

冬キャンプの寒さに耐えられなくなってきた方は、ぜひコンパクトパワーヒーターを使ってみてください。

焚き火以外に暖を取る方法があると、快適さがグッと上がりますよ!

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