【スタッドレス】自力のタイヤ交換に必要なもの・手順・所要時間まとめ

クルマ

 

タイヤ交換、自分でやってみたいけど何がいるんだ?というかどうやってやればいい?

 

スタッドレスへの交換とか、自分でできればなぁ〜〜なんて思いますよね。その気持ち、よくわかります。

でもなんか難しそうだし、必要なものもよくわからない…そんな方が多いんじゃないかと思います。

そこで今回は、僕が自力でタイヤ交換した時の手順や必要なものをまとめてみました!

これからタイヤ交換を考えている方、ぜひ参考にしてください〜〜

 

ちなみに先に言ってしまうと、自力でやるのは結構大変でした…お金があるならガソリンスタンドで換えてもらった方がいいかも。

※ツイッターにも交換時の様子をアップしているのでそちらも参考にどうぞ

 

タイヤ交換に必要な器具

タイヤ交換に必要な器具など

タイヤ交換に必要な器具をまとめて撮った写真

  • タイヤ(冬場ならスタッドレス)
  • フロアジャッキ(車体持ち上げるやつ)
  • ジャッキスタンド(持ち上げた車体につっかえさせるやつ。いわゆるウマ)
  • クロスレンチ(十字形になってるレンチ)
  • トルクレンチ(ナットを決められた強さで締められる)
  • 台車(こまわりくんがオススメ)

※フロアジャッキに関しては、車載ジャッキあるならそれ使ってもいいかも

交換するタイヤ(スタッドレスとか)

当たり前ですけど、交換する用のタイヤが必要。

アマゾンや楽天で安く買えますが、ちゃんとホイールついてるか確認しましょう。

ちなみに僕は楽天でホイール付き買いました!3〜4万円くらい。

 

フロアジャッキ

メルテック フロアージャッキ(2t) 軽自動車~普通車 油圧式

メルテックのフロアジャッキ。めっちゃ重いけどタイヤついてて転がせる

車体を持ち上げるやつですね。車載ジャッキがあるならそっちでもOK。

こいつはハンドルがついてて、それを上下にグイグイするだけで簡単に車体持ち上がるのでオススメ!

車体を支えるためなのか、このフロアジャッキ自体が超重いです…

 

ジャッキスタンド

エマーソン ジャッキスタンド3t

エマーソンのジャッキスタンド。事故を防ぐためにも、必ず買っておきたい

車体を持ち上げた後、落ちないように支えるウマです。

使わない人もいるらしいですが、フロアージャッキがずれて車体が落ちたときに取り返しつかないので、必ず買っときましょう。

数千円くらいですしね。安全を買うと思えば、安いもの。

 

クロスレンチ

エーモン アルミホイール用クロスレンチ 17・19・21・21mm 3サイズ薄口形状

エーモンのクロスレンチ。これも持ってみると結構重い

ホイールについているナットを外すために使います。

ナット、結構外すのに力が必要なんですよね。クロスレンチなら、力が入りやすいのでグッド。

※ただし、めっちゃキツめに締めてあるナットはなかなか外れません。僕もクロスレンチだけじゃ外しきれませんでした…

 

トルクレンチ

エマーソン トルクレンチセット 40-200N・m

エマーソンのトルクレンチ。ホイールナットには規定のトルク値があるので、必ず使いたい

ホイールのナットを締めるのに使うトルクレンチ。

ナットは「ゆるいと外れるし、締めすぎると切れる」という厄介なものなので、適切な締め具合にしてくれるトルクレンチは必須です!

ちなみにナットの締めるのに必要な強さを「規定トルク値」とか呼ぶんですが、車種やホイール・ナットの種類によって変わってきます。

タイヤ購入時に、トルク値も聞いておくのがベストですね。

※僕は楽天のショップに電話して聞きました

 

台車(オススメはこまわり君)

TRUSCO(トラスコ) 樹脂台車 こまわり君

コンパクトな折りたたみ台車、こまわり君。いろいろ役立ちそうなのでオススメ

タイヤ交換するなら持っておきたい、台車。フロアジャッキとかも重いですしね。

僕も使っている、こまわり君っていう折りたたみ台車がオススメ。コンパクトだし軽自動車のタイヤなら4つ乗ります!

車のトランクに入れておけば、キャンプの荷物運びにも役立つかも…?

 

タイヤ交換の手順(所要時間は慣れないと3〜4時間)

  1. フロアジャッキで車体を「軽く」持ち上げる
  2. ホイールナットをゆるめる
  3. フロアジャッキで車体を完全に持ち上げる
  4. ジャッキスタンド(ウマ)をサイドに噛ませる
  5. ホイールナットを外し、タイヤを外す
  6. 外したタイヤを地面と車体の隙間に入れる
  7. 新しいタイヤをセット、ホイールナットをゆるめに締める
  8. ジャッキスタンドと外したタイヤをどかして、ジャッキを下げる
  9. 緩めに締めたホイールナットをトルクレンチで完全に締める
  10. 上記手順をタイヤ4本分繰り返す
  11. 新しいタイヤに空気を入れる(ガソリンスタンドでOK)

タイヤ交換の手順をざっとまとめると、上の通り。意外と手順あるんです。

ちなみに所要時間ですが、慣れによってかなり差があるっぽい!僕はなんと4時間かかりました…

たぶん慣れれば、1〜2時間程度で交換完了できそうな気がしますね。

 

タイヤ交換手順1:フロアジャッキで車体を「軽く」持ち上げる

フロアージャッキによるジャッキアップ①

なるべく車体に対して垂直に差し込む

まずはフロアージャッキで、車体を「軽く」持ち上げます。タイヤは回らないけど、負荷が減ってるっていうくらいに。

ジャッキを車の下に差し込んで…

フロアージャッキによるジャッキアップ②

ジャッキポイントの真下にセット

ジャッキポイントの下にセット。僕のネイキッドは、上の牽引フックがジャッキポイントです。

※車種によってジャッキポイントは異なるので、要確認です!

フロアージャッキによるジャッキアップ③

レバーをグイグイ上下してジャッキを上げていく

ジャッキポイントの位置を確認しつつ、フロアージャッキを上げていきましょう。

この長いレバーを上下するだけで、ジャッキが上がっていきます!

フロアージャッキによるジャッキアップ④

ジャッキポイントにちゃんと当たっていることを確認

しっかりジャッキポイントに当たっていることを確認したら、そのままジャッキアップしていきます。

上げすぎないように、タイヤの様子を見ながら少しずつ…

フロアージャッキによるジャッキアップ⑤

軽めにジャッキアップ!タイヤがグッと動いたらそこでストップ

ある程度持ち上げると、少しだけタイヤがグッと動きます。そこでストップ!

この状態が「タイヤは回らないけど、負荷は減っている」状態です。

 

タイヤ交換手順2:ホイールナットをゆるめる

クロスレンチでホイールナットをゆるめる図

クロスレンチじゃないと、ホイールナット部分に入り込めない

フロアージャッキで車体を軽く持ち上げたら、ホイールナットをゆるめましょう。

ここでクロスレンチを使います。フツーのレンチだと、ホイールに引っかかってナットを回せないので…

※たまにキツく締められすぎてゆるまない場合も。僕は(あまり使いたくないけど)トルクレンチで緩めたナットもあります

ホイールナットが固すぎたので、トルクレンチで緩めてる図

トルクレンチはほぼ締める用アイテムなので、緩めるのに使いたくなかったけどやむを得ず…

ナットは完全には外さないでおきましょう、ゆるめるだけ。車体が浮いてから外します。

 

タイヤ交換手順3〜4:フロアージャッキで車体を完全に持ち上げる

フロアージャッキで車体を完全に持ち上げた状態

めいいっぱいフロアージャッキを上げたところ。一点だけなのでやや不安定

ホイールナットをゆるめたら、フロアージャッキを更に上げていきます。

上げたタイヤの下に、こぶし一つぶんくらいの隙間があればOK。

※危険なので上げたタイヤの下に手を入れるのは絶対NGです!

ジャッキアップした状態のタイヤ

このくらい上がったらOK。絶対、下に手を入れないように…!

だいたいこのくらいジャッキアップ。

このままだと不安定なので、ボディ下にジャッキスタンド(ウマ)をかませます。

ジャッキスタンド(ウマ)を車体の下にかませているところ

ボディ横にジャッキ用の溝があるので、そこにスタンドを合わせる

こんな感じ。ボディ横にジャッキ用の溝があるので、そのへんに置きましょう。

反対側にもジャッキスタンドを置いて、

  • フロアージャッキ
  • ジャッキスタンド×2

の3箇所で車体を支える感じですね。

ジャッキアップ・スタンド設置が完了したところ

全体像はこんな感じ。リアからジャッキアップしたので、2本同時に交換できる

ジャッキアップ・ジャッキスタンド設置が終わった時の全体図は、上のとおり。

この状態になったら、ホイールナットを外してタイヤを交換していきます!

 

タイヤ交換手順5〜6:ホイールナットを外してタイヤを交換

ゆるめたホイールナットを完全に外す図

さっきゆるめたので、軽い力で外せる

ゆるめたホイールナットを完全に外します。さきほどゆるめたので、軽く回すだけでOK!

すべてナットが取れたら、真横にタイヤを引き出して外します。

ホイールナットを取ってタイヤを外した図

引き出す時は真横に。フツーに重いので注意

タイヤが外れました。結構重いので、引き出す時に力かかるのでちょっと注意。

このタイヤはそのまま転がして…

外したタイヤをボディと地面の下に置く

ジャッキスタンドが外れた時の保険として、タイヤをボディと地面の間にはさんでおく

ボディと地面の間に置いておきます。スタンドが外れた時の保険的な?

いよいよ新しいタイヤを取り付けていきます…!

 

タイヤ交換手順7〜10:タイヤを取り付け、ホイールナットを締める

新しいタイヤを取り付ける図

外したときと同じように、真横に取り付ける感じ

新しいタイヤを、外したときとは別手順で取り付けていきます。

タイヤを真横にセットして…

新しいタイヤを取り付け、ホイールナットをゆるく留めた図

タイヤをつけたら、ホイールナットをゆるめに締める

ホイールナットをゆるめに締めます。しっかり締めるのは車体を降ろしてから。

反対側のタイヤ取り付け・ホイールナットを締め終わったら、ボディと地面の間に置いたタイヤ・ジャッキスタンドをどかしましょう。

ジャッキスタンドを外した図

ジャッキを下げる前に、ジャッキスタンドを外しておく

ジャッキスタンドをどかすと、また不安定になるので要注意。

ではジャッキスタンドを降ろしていきます…

フロアージャッキのリリースバルブをゆるめる図

結構ガクッと下がるので、慎重にジワジワとゆるめる

フロアージャッキのリバースバルブを「ゆっくりと」回し、ジャッキをダウンさせます。

ホントに急に下がるので、ジワジワゆっくりと回してください…!

フロアージャッキを降ろし終わった図

フロアージャッキを完全に下げたところ

ジャッキを降ろし終わったところ。

ここからトルクレンチを使って、ホイールナットをしっかり締めていきます!

トルクレンチの値(Nm値)を合わせる図

トルクレンチはものによって設定の方法は違うかもしれないので、要確認

取っ手部分を回して「0の部分を真ん中に合わせたときの、部分の数値」がNm値です。

僕のネイキッドとホイールの組み合わせの場合、120Nmが適正値だったのでそれに合わせてます。

※タイヤを買ったところとか、ディーラーの方に聞くのがおすすめ

トルクレンチでホイールナットを締める図

ホイールナットは適正なトルクで締める必要があるので、トルクレンチは必須

トルクレンチ値をセットしたら、ホイールナットをしっかり締めます。

回していって、トルクレンチが「ガチガチッ」と鳴ったらそこでストップ!

ホイールナットをトルクレンチで締め終わった図

トルクレンチでホイールナットを締めたら、完了!

これにてタイヤ交換(1本)完成です!!

これを4本分やります…といっても前後2本ずつなので、実質2回ですね。

 

タイヤ交換手順11:交換したタイヤに空気を入れる

タイヤを交換したらガソリンスタンドで空気を入れる

タイヤ交換後は、ガソリンスタンドで空気を入れよう

4本全部のタイヤ交換が終わったら、タイヤに空気を入れに行きましょう。

ガソリンスタンドに行けば無料で空気入れてもらえるのでおすすめ。車用の空気入れ買うと高いし…

空気を入れてもらったらタイヤ交換、完了です!!

 

おまけ:フロント側にフロアージャッキが入らない場合、前タイヤに何か敷くとグッド

ローダウンによってフロアージャッキが入らない図

見えにくいんですが、奥のジャッキポイントに横からぶつかってしまい入りません…

僕のネイキッドがそうだったんですけど、フロント側にフロアージャッキが入らない場合があります。ローダウンしてるクルマとか。

その場合は、前タイヤ下に何かを敷いてスペースをつくりましょう。

薪を並べて、車高をあげる図①

こんな風に薪を並べて、そのうえにフロントタイヤを乗っけます

僕はキャンプ用の薪を使いました。

上の写真みたいに、タイヤの前に薪を並べて…

薪を並べて、車高をあげる図②

うまいこと乗り上げました。これによって車高が上がり、フロアージャッキが入るように!

上に乗り上げます。ちょっとずつ前進するのがコツ!

すると、車体と地面に隙間ができてフロアージャッキが入るように。

ローダウンしているクルマでジャッキアップ成功の図

ジャッキアップ成功!薪じゃなくてもいいので、乗り上げる何かはあるといいかも

無事、ジャッキアップできました!

クルマをローダウンさせてる方、一応タイヤの下に敷けるものを用意しておくといいかも。

 

まとめ:タイヤ交換は器具と時間があればできる!大変だけど

  • タイヤ交換には色々な器具が必要
  • ジャッキアップ、ダウン時は要注意
  • ホイールナット、なかなか外れない
  • 結構重労働!腰とか弱いならガソリンスタンドでやってもらう方がいい
  • 交換後は空気入れるの忘れずに

今回は、タイヤ交換を自力でやる手順・必要な器具についてまとめました。

今までタイヤ外したこともなかったし、ジャッキアップも初体験だったのでかなり勉強になりましたね。

ただし、最初の方にも書いたようにかなり重労働。大変な作業です。

時間が無い・体力に不安がある人は、ガソリンスタンドなどでやってもらうのがいいと思います!

自力でやってみたい方は、ぜひこの記事を参考にやってみてください〜〜

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