ロマンを取るか、実用性を取るかで選ぶランタンが変わります
キャンプの必需品、ランタン。夜真っ暗になるキャンプでは1つは持っておきたいキャンプギアですね。
そんなランタン、燃料の形式によって「LEDランタン/ガスランタン/ガソリンランタン/オイルランタン」に分けられます。それぞれ特徴がかなり違うので、この中で自分に合うランタンを見つけるのはちょっと大変。
そこで今回はそんなランタンについて、種類別の特徴や選び方・おすすめ商品をまとめてみました!
これからランタンを買おうと思っている方、ぜひ参考にしてください。
キャンプにおけるランタンの選び方
用途によって分かれますが、LEDランタンは最低1コ持っておきたいですね
1つもランタン持ってないなら、とりあえずLEDランタン
まだランタン持ってないなら、とりあえずLEDランタンは1つ持っておきましょう。これさえあれば何とかなるので!
お値段も手ごろですし、野外・テントの中でも使えるので重宝します。
LEDランタンにも電池式・バッテリー式がありますが、個人的にバッテリー式の方が便利。モバイルバッテリーとしても使えますしね。
明るさはガス・ガソリンランタンには敵いませんが、ソロ~デュオキャンプくらいならLEDランタンで十分対応できます。
複数人でのキャンプ(グルキャン)が多いなら、ガスやガソリンランタン
ある程度大人数でのキャンプが多いなら、ガス・ガソリンランタンがオススメ。
明るさが違いますからね、あたり一帯を照らすくらいのパワーがあります。
みんなが集まる焚き火台の近くにランタンフックを立てて、そこにガス・ガソリンランタンかけておけば暗くて困ることはまずありません!
逆に少人数だとその明るさを持て余すかもしれないですね、アリだとは思いますけど。
揺れる炎の雰囲気を楽しみたいならオイルランタン
雰囲気を楽しみたいなら、オイルランタンがグッド。
ゆらゆら揺れる炎が心を癒してくれます。焚き火との相乗効果…!自然な明かりなのもいいですね。
ただし光量はかなり少なめなので注意!手元もなかなか見えないこと、ザラです。
メインで他のランタンを使いつつ、サブ的立ち位置で使うのがオススメ。
LEDランタン:電池やバッテリー式、LEDで光るタイプ
一番手軽に使えて、しかも頑丈なのがLEDランタン。
電池やバッテリーで光るタイプのランタンで、ガスやオイルランタンみたいに燃料が必要ありません。
モバイルバッテリーになる機種もあるので、防災グッズとしても良さそうです。お値段も割と安めのが多いのがうれしい…
最初に買うランタンはこのタイプがオススメです。意外と何年も使えますしね。
メリットは手軽さ・多機能・頑丈さ。デメリットは中途半端なところ
LEDランタン最大のメリットは手軽に使えること!!
ガス・オイルランタンは使うまでに準備が必要ですが、LEDランタンはボタン押すだけで使えちゃいます。燃料もいりませんしね。
また燃料を使わないので、車内など密室でも使えます。キャンプだけでなく車中泊にもLEDランタンはオススメ。
他のランタンに比べて機能が多いのもいいですね。光の色変えられたり、ケーブル繋げばモバイルバッテリーとしても使えたりするのはLEDランタンだけ。
ちなみに、一番頑丈なのもLEDランタンだと思います。落として割れたりとかあまりないですし。
下で紹介しますが、ジェントスのエクスプローラーは頑丈なので、ハードに使いたい人はそれがいいかも。
LEDランタンのデメリットですが、強いていえばやや中途半端なところでしょうか。
光量はガスランタンには敵わないですし、雰囲気はオイルランタンの方がおしゃれ。
器用なんだけど、他のランタンに比べて「キャンプならでは!」という感じが薄いのがちょっとデメリットかもしれません。
実際に使っているおすすめのLEDランタン
電池式は出先で補充できるのがグッド
ランニングコストはバッテリー式の方が安めです
ジェントス エクスプローラー
LEDランタンの名作といえばコレ。頑丈さはピカイチです!
連続点灯時間も長めで、かなり放置していても使えて驚きました…待機時の消耗が少ないのかな?
電池式なので、出先で補充できるのもいいですね。バッテリー式だと充電切れると詰みますから。
デメリットは結構な重さとランニングコスト。単一電池なので、そこそこお金かかるんですよね…
※詳しくは「ジェントスのLEDランタン、エクスプローラーレビュー記事」を参考にどうぞ
FOGEEK(フォーギーク) LEDランタン
最近僕が良く使ってるのはこっち。小型でモバイルバッテリーにもなるLEDランタンです!
点灯モードも多彩で、暖色に切り替えることもできちゃいます。まぁ点滅モードは使う機会全然ないけど…
モバイルバッテリーとして使えるのはホント便利で、先日キャンプ場でiPhoneのバッテリーなくなったときに大活躍しました。
正直デメリットらしいデメリットはないですね…個人的にかなりオススメ。
※詳しくは「暖色も出せるFOGEEKのLEDランタンレビュー記事」を参考にどうぞ
Amazonなどで人気のLEDランタン
ベアボーンズ ビーコンライト
オシャレなLEDランタンならこれがよさそう。ベアボーンズのビーコンライト。
Twitterでもお洒落なキャンパーが使ってますね。女子キャンパーの方が使ってる人多いかも…?
LEDランタンってちょっとプラスチック感が出てしまうんですが、この製品はそれが皆無!笠の金属感がいいですね~~めっちゃ小洒落てる!
ちなみに僕もこれ欲しかったんですが、ちょっとお高いのとデリケート(壊れやすい?)らしいので断念。でも欲しい…!
ガスランタン:OD缶などのガス缶に接続して使用するタイプ
ガスを燃料とするランタン、それがガスランタン。
LEDランタンよりも光量が多く、ガソリンランタンよりも扱いやすいのが特徴です。
キャンプでよく使われるOD缶を使うので、他のキャンプギアと燃料を共有できるのもグッド。
デメリットはランニングコストの高さですね…OD缶って結構高めですし。
※OD缶:円筒形をしたガス缶。土台としても使えて便利な一方で価格がお高め
メリットは光量と扱いやすさ。デメリットはランニングコスト
ガスランタンのメリットは明るさと扱いやすさ!
LEDランタンよりもかなり明るく、かつ雰囲気のある光を出してくれます。
※LEDランタンも明るいやつありますけど、電池消耗がパないんですよね…
そしてガソリンランタンよりは扱いがラク!
マントルやグローブの装着はちょっと手間ですが、それさえ終わればガスを出して点火スイッチ押すだけです。光量の調整も、燃料調節バルブひねるだけ。
ちなみに燃料はシングルバーナーなどと共有できる(OD缶タイプなら)ので、荷物が増えにくいのもグッド。
※参考:「シングルバーナーの魅力は使い勝手の良さ!タイプ別の比較・おすすめモデルも解説します」
そんなガスランタン、デメリットはランニングコストの高さ。
燃料のOD缶って結構高いんですよね。230gで500円くらいします。
燃料代ほとんどかからないLEDランタンや、安いガソリンと比べるとかなり高級。
夜はランタンつけっぱということも考えると、よくキャンプに行く人ほどその高さが重くのしかかります…
Amazonなどで人気のガスランタン
Coleman(コールマン) ノーススター
1500ルーメンを超える明るさ、武骨な見た目、お求めやすい価格。
明るいガスランタンを探している人には、コールマンのノーススターが人気です。
コールマンって一番有名なキャンプブランドですが、始まりはランタンなんですよね。そのコールマンのヒット商品ですし、間違いはないでしょう。
僕はソロメインなので持ってませんが、グルキャンとか多くなったらこれ買おうかな~~と考えてます。コスパ良いし。
snow peak(スノーピーク) リトルランプ ノクターン
スノーピーク(snow peak) リトルランプ ノクターン GL-140
こちらもキャンパーに人気のガスランタン。
どちらかといえば光量はオイルランプに近く、控えめな明るさです。
しかし雰囲気がバツグンにいいんですよね…手元にそっと置いておきたい灯りという感じ。
小さい分燃費も良いので、お財布にも優しいのがうれしいですね。
ガソリンランタン:ガソリンを補充・ポンプして使うタイプ
ガソリンランタンはガソリンを燃料とするランタン。
圧倒的な光量と、ランニングコストの安さがメリットです。自動車用のガソリンを使えるのがでかいですね、リッター140円とかですし。
デメリットは使用時・メンテの手間。ポンピングとか面倒な人には面倒だと思います…メンテもマメな人じゃないときつそう。
メリットは光量・コスパ・ロマン!デメリットは使用時とメンテの手間
ガソリンランタンの魅力はその光量!LEDランタンと比べても圧倒的です。
上の写真見るとわかりますけど、ガソリンランタンってあたり一帯を照らすくらい明るいんですよね。パワーがすごい。
複数人でやるグループキャンプにはこのくらい明るいランタンのほうが良さそうです。LEDランタンはソロにはいいんですけど、複数人で使うにはちょっと暗いので…
そしてコスパも良し!自動車用のガソリン使えちゃいますからね、リッター140円くらいで買えるのはホントすごい。
ガスランタンが230gで500円って考えると、その価格差は圧倒的。長く使うならランニングコストの差は大きいです。
あとはガソリンランタンにはロマンがあるんだとか。
手間がかかる分、愛着がわくというか。
デメリットは使用時・メンテの手間。まず使うときにポンピングという作業が必要です。
これをやることで、ガソリンを送り出して燃焼させることができます。
このポンピングは50回くらいやるんですが、それが結構な手間。しかもだんだん重くなっていくので力が必要です…
LEDランタンがボタン1つ、ガスランタンが燃料調整バルブ開いて着火するだけって考えるとちょっと手間がかかります。
あとポンピングの分パーツが増えるので、そのメンテも他のランタンより作業が増えますね。こればっかりはしかたない…
総じてガソリンランタンは「手間やメンテを楽しめる人向けのランタン」ですね。面倒くさがりには向かないかも…
Amazonなどで人気のガソリンランタン
Coleman(コールマン) ワンマントルランタン286A740J
コールマン ランタン ワンマントルランタン 286A740J
ガソリンランタンで人気なのがコレ。コールマンの定番タイプ!
2010年にロングライフデザイン賞を受賞しており、やはりそのデザインは秀逸ですね。
明るさは約200CP/130Wとかなりもの。燃焼時間も7.5~15時間なので、途中で消えてしまうこともないでしょう。
ガソリンランタンなので低温にも強く、ガスランタンではなかなか点かない氷点下でも問題なく点くのがグッド。冬キャンプにもいいかも。
オイル(灯油)ランタン:優しく揺れる炎を楽しむタイプ
明るさを犠牲にし、雰囲気に全ツッパしたのがオイルランタン。
他のどのランタンよりも暗い代わりに、揺れる炎を眺めて楽しむことができます。
Youtubeとかでオイルランタン使ってる人の動画見ると、この「足りていない感」がキャンプらしくていいな~~なんて感じますね。
なお実際に使ってた知人いわく「マジで明るさが足りない」とのこと。
あくまでもサブとして使い、メインのランタンは別に用意した方がよさそうですね。
メリットは揺れる炎の雰囲気。デメリットは明るさが足りないこと
オイルランタンの魅力は何といってもその雰囲気。
他のランタンと異なり「揺れる炎」を眺められるのがいいですね。心が落ち着く…!
焚き火もそうですけど、やっぱ炎ってキャンプに欠かせません。遠くに焚き火、手元にオイルランタンという構図はまさにロマンの塊です。
対してデメリットは、明るさが足りないこと!
動画見てもらえればわかりますが、圧倒的に暗いですよね。手元もあまり見えないレベル。
さすがに明かりがこれと焚き火だけでは心もとないので、メインのランタンは別に持っていきましょう。LEDでも、ガス・ガソリンでも。
Amazonなどで人気のオイルランタン
FEUERHAND(フュアーハンド)ランタン
いわゆるハリケーンランタンといわれるタイプ。風にも強く、燃焼時間もかなり長いです。
オイルランタン使うキャンパーの多くは、このランタン使ってる気がしますね。定番中の定番ですし。芸人のヒロシさんが使ってるのもこのタイプ。
形状のおかげで衝撃にも強いので、ケースなどに入れずリュックに引っ掛けて持っていく人も多いんだとか。味がある。
まとめ:キャンプには欠かせないランタン。自分のスタイルに合わせて選ぼう
今回はキャンプに必須の灯り、ランタンについて種類や選び方をまとめました。
人によってキャンプスタイルは違うので、自分に合うタイプ使うのが一番いいですね。LEDランタンは1つ持っておくべきとは思いますけど。
僕はLEDランタンばっかり使ってますが、これからオイルランタンにも手を出そうと考えてます。雰囲気も手に入れたいし…
ぜひぜひこの記事を参考に、自分好みのランタンを見つけてみてください。
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