ドームテントとは違った良さがあります、ワンポールテント
とんがった形が印象的なワンポールテント。
キャンプを始めるにあたって、この種類のテントを買おうと考えている方も多いと思います。
そこでこの記事では、ワンポールテント購入を考えている方向けに
ワンポールテントのメリット・デメリット・オススメや人気商品
を開設・紹介します!
キャンプ初心者の方も、ワンポールテントを買い足そうと思ってる方もぜひ参考にしてください。
ワンポールテントとは、真ん中にポールが1本立てるタイプのテント
ワンポールテントとは、その名の通りポール1本を使って立てるテント。
ティピーテントとも呼ばれますね。ティピーとはアメリカインディアンが使ってた移動用住居のこと。
テントをペグで地面に固定し、真ん中にポール立てればほぼ完成ってくらい設営がラクなのがポイント!
ドームテントに比べて天井が高い(ソロ~2人用の場合)ので、中に石油ストーブとか入れられるのもいいですね。冬キャンプでありがたい…
ワンポールテントの立て方(設営)・収納方法
ペグで留める→ポール立てる→フライかぶせる
で設営できちゃいます
設営方法:インナーをペグで留める→ポールを立てる→フライかぶせる
ではワンポールテント、立てていきましょう。
キャリーバッグの中身はそのへんに出しておけばOK。
インナーテントを広げて、はしっこをペグで地面に留めていきます。
このとき「ペグ打ったら次は対角線をペグで留める」という順番でやっていくと、イイ感じにピンとなります!
インナーテントのペグ留めができたら、中に入ってポールを立てます。
ネット部分は弾力があるため、少しグイっとやれば簡単に立てることが可能。もうテントの形になりましたね…!
あとはフライシートを被せるだけ。まず上に投げるように載せてから、周りを引っ張るようにするのがコツです。
注意点は「インナーとフライの出入り口は合わせる」こと!
これ忘れると、フライシートの出入り口開けたのに入れないという悲劇が…
フライシートを被せたら、端っこをインナーを留めたペグに引っ掛けていきます。
フライシートを固定するわけですね。
最後にガイドロープ(フライシートの中間についてるパラコード)をペグ留めしていきます。
ぶっちゃけこれしなくてもいいんですが、風が強い時はテントの補強として留めておくのが吉。ピンとなるので見栄えもいいですし。
完成です!!イイ感じ~~
最初は手こずるかもですが、慣れれば10分ちょっとで設営できるようになります。
撤収・収納方法:キャリーバッグのサイズに合うように畳んで押し込む
ワンポールテントの収納・撤収ですが、基本的にはたたんでキャリーバッグに詰め込むだけ(当たり前か)。
ポール・フライシートを外したら、インナーテントを畳んでいきます。
角を合わせるようにしてたたんでいくとグッド。
2~3回畳むと、だいたいキャリーバッグに入るサイズになります。
キャリーバッグを並べてサイズ確認しつつ、インナーテントを丸めていきましょう。
丸めたらインナーテントをキャリーバッグに押し込みます。
※キャリーバッグが横開きの場合はこれでいいんですが、端っこが開くようになってる場合はフライシートも一緒に巻き込んで巻いた方が収納しやすいです
同じ要領でフライシートもくるくる巻いていきます。
巻き終わったら、ポール・ペグ類と一緒にキャリーバッグに詰め込みましょう。特に工夫はいりません。
収納完了!!たたむサイズさえ間違えなければちゃんと入るはずなので、適時キャリーバッグとサイズ比較しながら畳むとよいです。
ワンポールテントのメリット・良いところ
- 設営がカンタン
- 小さめのワンポールテントでも2人は入れる
- 天井が高いので石油ストーブ入れても安心
- フライシートだけ張ったりもできる
設営がカンタン、初心者でも立てやすい
設営方法のとこでも書きましたけど、ワンポールテントは設営がカンタン!
テント立てるの初めてな人でも、特に迷うことなく立てられます。ペグ打ってポール立てるだけですからね。
組み立てにちょっとコツがいるドーム型に比べると、初めてのテントにおすすめかも。
小さめのワンポールテントでも2人は入れる
そしてだいたいのワンポールテントが2人は入るサイズになってます。デュオキャンプにも使えてグッド!
真ん中にポールが立つので、それ挟んで2人は寝られるというわけ。
ちなみに3人はキツいので注意。3~4人用テントならだいたい2人までですね。
天井が高いので石油ストーブ入れても安心
ワンポールテントは天井が高めなので、石油ストーブを中に入れても大丈夫。
インナーテントはメッシュですし、フライシートはベンチレーションが付いているものが多いので換気もOK。
※ただし石油ストーブのメーカーはテントへのインサートを推奨していないので自己責任で!よく換気すること
フライシートだけ張ったりもできる
ワンポールテントはフライシートだけ張ることも可能!
デイキャンプで日よけに使うとか、タープない時リビング代わりに使うとかできます。靴はいたまま出入りできるのがいいですね。
タフなキャンパーなら、この中にマット敷いて寝ちゃえばインナーテント無い分設営・撤収の手間が減ります。
ワンポールテントのデメリット・悪いところ
- ペグ留めが必須、自立しない
- ドーム型よりもサイズ、重量は増す
ペグ留めが必須、自立しない
ワンポールテントはペグ打ち必須!ドームテントに比べて面倒なところですね。
これの何が面倒かというと、
- 地面が硬くてペグが刺さらない場合がある
- 一度設営したらペグ抜かないと移動できない
- ひっくり返して底面を日干しできない
からなんですね。逆に言うと、ペグ打ちの必要が無いドームテントはこれらの心配がありません。
※「バンドックのソロ用ツーリングドームテントレビュー記事」も参考にどうぞ
設営自体はカンタンなんですが、このペグ打ち必須というのはワンポールテントのデメリットですね。
ドーム型よりもサイズ・重量は増す
基本的にワンポールテントはドームテントよりもサイズ・重量が大きめ。
その証拠に、ドームテントには完全ソロ用がありますがワンポールテントにはありません。最低でも2人から。
なので「いつもソロキャンプだから、完全に一人用で軽いやつがいい」なんて人には向きません。その場合はソロドームテントを買いましょう。
ワンポールテントをおすすめする人
- 複数人でのキャンプが多い人
- 重量やサイズがある程度大きめでも気にしない人
- テント内に石油ストーブを入れたい人
個人的にワンポールテントをおすすめする人は上の通り。
だいたいのワンポールテントは2人までいけるので、デュオキャンプ多い人はワンポールテントがいいですね。別にソロ用にも使えるし。
また、テントの大きさ・重さをあまり気にしない人もワンポールテント向きです。車でのキャンプが多い人ならあまり気にならないかな?
あと冬キャンプ時に、石油ストーブをテント内に入れたい人はワンポールテント買っておきましょう。
ドーム型だと石油ストーブ無理なので。天井近すぎて。
実際に使ってる、おすすめのワンポールテント
主にソロ~デュオキャンプ向け!
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)アルミワンポールテント300UV UA0016
「冬キャンプやるから、中に石油ストーブ入れられるテント欲しい!」
という思いで買ったワンポールテントです。設営・収納方法のところでも載せてたテントやつ。
実際、コスパはかなり高し!ソロ~デュオキャンプがメインなら、とりあえずこれ買っとけばいいんじゃない?っていうくらい。
唯一デメリットがあるとすれば、ポールやテント天井部にランタン吊り下げる場所がないところ。
このテント買うなら、一緒にランタンハンガーも買っておいたほうがいいかもです。
※僕はまだ買ってません…まぁ無くてもなんとかなるし
※「キャプテンスタッグのアルミワンポールテントレビュー記事」も参考にどうぞ!
キャンパーに人気のワンポールテント
サーカスTCは人気すぎて品薄&高騰状態です…
テンマクデザイン サーカスTC
テンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS)の超人気テント。2019年6月現在、どの通販サイトでも売り切れ状態です。
デザインと色味がかなりカッコ良く、ポリコットン製なので火にも強いのが特徴。ワンポールテントにおいて、一つの到達点といえます。
ホントにこのテントの人気はすさまじく、高額で転売されているものも多いです。それだけ需要があるということですね。
とはいえ、生産が安定すれば値段も落ち着くはず。無理して転売品に手を出さず、テンマクデザインが供給増やすのを待ちましょう。
コールマン(Coleman) ワンポールテント エクスカーションティピー
こちらも人気です。コールマンの優等生テント「エクスカーションティピー」。アマゾンでの評価も高め!
正直僕もこれ買うか、キャプテンスタッグのアルミワンポールテント買うかで迷ったんですよね。独特のデザインがイカしてますし。
ただフライシートだけ張ることができないっていう点で僕は見送りました。独特のデザインが裏目に出ている…
「別にフライシートだけ張ることない」っていう方は、このエクスカーションティピー選んでも良いと思います。
まとめ:ワンポールテントは設営がカンタン!初心者にもおすすめ
今回はワンポールテントについて、設営方法やメリット・デメリットを紹介しました。
ソロ~デュオキャンプに対応できる上、設営もカンタン。石油ストーブのインストールも可能です。
ペグ打ち必須などのデメリットもありますが、1つは持っていて損はないテントです。僕はソロ用ドームテントあるのに、アルミワンポールテント持ってますし。
この記事を参考に「自分にはワンポールテントが向いてるかも!」と感じた方は、ぜひ購入してみてください。
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